雪見露天とダム

冷たい雨の降った３月７日、一泊で群馬県四万温泉に行ってきました。

「また温泉」と笑われましたが、そうなんです、またまた温泉です！

このところ、観光地から宿泊を決める旅行ではなく、まず泊まりたい旅館（温泉）の予約を取ってから観光を考える旅行になっています。もっと言えば、部屋を指定して予約を取るかたちになっています。

今回も、おとーさんが何ヵ所かの温泉地の旅館をピックアップしてくれて、「行きたいところある？」と聞いてきました。

それぞれ魅力的でしたが、その中にず～っと前に行ってみたいな、と思っていた旅館がありました。

四万温泉の『時わすれの宿佳元』、それが今回のお宿になりました。

 

 

四万温泉は、四万川に沿って『温泉口』『山口』『新湯』『ゆずりは』『日向見』と５つの地区が並んでいます。

一番賑やかなのは新湯地区ですが、今回のお宿はそこから少し奥にはいったゆずりは地区にあります。

部屋数８つの小さな旅館ですが、玄関を入るとすぐ囲炉裏のあるラウンジがあり、寛げる空間になっています。

　
　　　　　　　右奥が玄関です

お部屋は露天ぶろ付きのお部屋で、ゆったりと落ち着いたお部屋でした。

旅館に入ったのが早かったので、お風呂に入る前に少しぶらっとしたいのですが、外は雪交じりの冷たい雨・・・かといって、部屋数８つの旅館では館内探索するスペースもなし・・・とりあえず、外をぶらぶら・・・。

新湯地区までは小さいながらも温泉街やお店もあるのですが、ここまで来ると自然のみ！

こんなにそばにダムがあるとは思いませんでした。
ダムの下が公園になっていて、真下からダムを見上げることができます。

ダムには詳しくないのですが、まだ新しいダムらしく、とても美しい建物で、流れ落ちる水量も多く、迫力がありました。

           

ダウンロードは🎥こちら

 

さて旅館に戻って、まずは大浴場とそれに付属する露天風呂でのんびりと“世の塵を洗い”（上毛カルタより～cobutaさん情報）、お待ちかねの夕食です。

　　　　

食べるのに一生懸命で、写真はこれしか撮らなかったのですが、地の食材を多く取り入れたお料理はとても美味しかったです。

ちなみに、朝食は白米・お粥・五穀粥から選べ、私は五穀粥にしたのですが、これがとっても美味しかったです♪

翌朝起きてみると、あたりはうっすら雪化粧

　　
　　　　　お部屋の露天も雪見風呂になりました

８日も空気はひんやりしていましたが、雪（雨）は上がっていいお天気

囲炉裏ラウンジも日が当ってぬくぬく

　

旅館をチェックアウトして、新湯地区へ・・・。

 

温泉街があるといっても
こんなものなので、
ちょっとぶらつくと
時間を持て余して
しまいます。

 

 

 

 

 

四万温泉の旅館は立ち寄り湯として開放しているところが多く、その中で８つの温泉がある老舗旅館『四万たむら』に立ち寄りました。

たむらの温泉の中に「森のこだま」という滝見の露天風呂があります。それには入ってみたいと思っていました。滝を間近に眺め、自然の中にいる感じ・・・。

着替えるのが億劫なので、入ったのは「森のこだま」だけでしたが、清掃中で入浴不可のところも含めて８つの温泉全部をチェック！

さらに広い広い館内をふらふら・・・。

最近は部屋数の少ない落ち着いた旅館を選んでいましたが、こういう思いっきり大きい旅館もそれはそれで楽しいかも、ですね。

さて、ここで忘れてはいけないのが現存する最古の湯宿といわれる『積善館本館』！

「千と千尋の神隠し」のイメージモデルになったといわれる赤い橋（慶雲橋）越しの場所は、格好の撮影スポットで、人が絶えることがありませんでした。

　　　　

 

今回は観光らしい観光はまったくなく、温泉三昧の旅になりました。

宿泊した旅館は、お料理が美味しかったですし、サービスも過剰すぎることもなくよかったです。

大浴場も露天風呂もよかったし、部屋露天は自然の眺望独り占めで最高でしたけど、実際のところ夏だったらよかったかも・・・。

屋根のない全くの露天なので、雪がちらちらして、川からの冷たい風が吹いてくるとちょっとつらいですね。露天風呂までの通路に屋根がないので、雨や雪だと、行くもの戻るのも大変です。

ま、こういう露天風呂がよくて部屋をチョイスしたのですから、文句は言えません。

部屋露天も、季節や天候のことを想定して選ぶべきだと学習しました。

それでも、朝の冷たい空気の中、太陽が出てきて、雪景色を眺めながらお風呂につかっているのは、本当に気持ち良かったです。なかなか出ることができなくて困りましたけど・・・（笑）。

 

 

 

コメント 7

ホワイトデーの素敵な思い出からダダーーッと読ませていただきました。
上毛カルタねたも載せていただいてありがとうございます。(^^;)
しかし、クマが出るとは知りませんでしたぁ。。

あ゛っ、、キリ番押しちゃった。。
あの、前にゾロ目で頂き物をしているので何も気になさらないで下さい！
by cobuta (2010-03-21 11:13) 

温泉なんてもうずっと行ってないのでこんな風情のある旅を毎回されているオリオンさんご夫婦にお付き合いしている気分で読ませて頂きました〜♪
温泉の街のお名前を見て「ゆずりは」が何か響きがよくていいなぁって思ったらそちらのご滞在でなんか嬉しくなってしまいました。
ほくとくん、かすり柄のおざぶがよく似合うこと(^_^)
スマートボール！！なんかレトロな響きだなぁ〜。
千と千尋！ほんとだ！そんな雰囲気〜♪
by Novlean (2010-03-21 17:07) 

「また温泉！」は、私の羨望の気持ち！行きた～い！
四万温泉は、関西からはアクセスが悪いですけどね。
雪見の露天は風情があって良いなぁ～と思いますが
確かに、入浴の前後に問題が残りますね(^^ゞ
「千と千尋」のモデル宿は、今も営業しているのですか？
湯婆婆が出てきそうな雰囲気がします（笑）
by Lucy (2010-03-21 19:35) 

＞こぶたさん
『熊出没注意』の標識にはビックリしました。
確かにダムがあるくらいですから、山の中には違いないのですが、
熊が出るほどのところとも思えなかったので・・・（笑）。

お気遣いありがとうございます。
アイディアもでないので、お言葉い甘えさせていただきます。
こぶたさんにふさわしいものが見つかりましたら、その時に！

＞Novleanさん
　＞スマートボール！！なんかレトロな響きだなぁ〜。
射的もありました。まさに昭和レトロでしょ！
Novleanさんのような充実した観光をするわけではない、宿泊がテーマの本末転倒の旅行なので、風情のある旅などと言われると面映ゆいです。でもしばらくこんな旅が続きそうです。お付き合いいただけたら嬉しいです。

＞Lucyさん
ほんとに温泉ばっかりですね～（汗）。
この部屋露天は、雰囲気といい眺望といい、最高なのですが、
脱衣場がないので、雪の時には辛いです。夏なら最高でしょうね。
積善館本館は今も営業しています。
セルフサービスが基本の湯治スタイルだそうです。
お食事はお弁当が出るそうですが・・・。
by オリオン (2010-03-22 22:29) 

サクラのテンプレート、ステキです～（＾－＾）

旅館も街並みも雰囲気がありますね、近くにダムがあるのが意外な感じがしました！温泉三昧の旅、なかなかしたくてもつい色々観光してしまう私にとっては
贅沢で羨ましいです～☆

ほくとくんもかっこいい電車にいっぱい乗れて、いいですね（＾◇＾）♪♪
by チビノラ (2010-03-23 21:42) 

＞チビノラさん
東京も開花したそうですし、近所の公園の桜もまもなく！
ということで、春色のスキンにしました。

宿泊した旅館は、温泉街のある地区から１５分ほど歩いた地区にあります。
自然に囲まれたところですが、まさかそんなに近くにダムがあるとは驚きでした。
今回は本当に温泉三昧になりました。旅館を決めて観光は後付けといっても、
せっかく遠出するのだから色々観光したい・・・しかし、だんだん時間的にも余裕が必要になってきました（笑）。

＞夕日さん
nice！ありがとうございます。
by オリオン (2010-03-24 01:18) 

＞ポートス母さん
nice！ありがとうございます。
by オリオン (2010-03-26 20:00)